■調布篇第四回 多摩川住宅
つげ氏が "無能の人" 時代に住んでいた調布市染地の多摩川住宅(正確には1978年から1993年まで15年間住んでいたとのこと)。右手の棟の2階左端がそれ。 【2006年3,4月撮影】
近づいて撮影。この団地での生活の様子は、つげ氏の奥さんである藤原マキさんの絵日記にもしばしば出てくる。 ※『私の絵日記』藤原マキ(学研M文庫)はおすすめ
玄関側(北側)から撮影。つげ氏の仕事部屋はこちら側の部屋だったと思われる。『無能の人』シリーズを描いたり、ピント商会としてカメラの修理をしていたのはここであろうか。
玄関側(北側)から離れて撮影。つげ氏の部屋は左の棟の2階右端。
すぐ裏には小川があったというが、現在は暗渠化(川にフタをする)されて遊歩道に。橋の痕跡は残っていた。この奥は府中崖線で丘になっている。
多摩川住宅は調布市と狛江市にまたがるマンモス団地で1968年に完成。どことなくつげ氏的な雰囲気を持っている。 映画『無能の人』では、編集者役のいとうせいこうがこのあたりでタクシーを停めて、右手の助川宅を訪ねる。
公園の造形物も少し変わっている。
多摩川住宅から多摩川に行くにはこの道を通る。一直線で多摩川の土手に突き当たる。つげ氏もしばしば歩いたことだろう。
突き当たりの多摩川の土手。
土手をのぼり、上流を眺めたところ。 この写真では分かりづらいが、調布の堰、京王相模原線の鉄橋、競輪場が見える。さらに分かりづらいが、写真中央部の少し右に『鳥師』に出てきた水門がある。
場所は右側の青丸のところ。多摩川住宅の北西部に位置するハ−2号棟。
80mほど下流に行く(後ろに下がる)と、映画『無能の人』のエンディングで親子3人が手をつないで歩いていくシーンの道がある。